


スマートフォンアプリケーション「ally」はGPS機能を利用して、あなたが今いる場所や行動をココトモ(友達)に共有する、実名ソーシャルネットワークサービスです。「ally」は、独自のコンセプトに基づき、リアルな人間関係の上に新しいコミュニケーションを生み出すことを大切にしています。「ally」のUIデザインワーク秘話をご紹介いたします。
「ally」では、スマートフォン特化したサービスを初めて作るにあたり今までにない新しいユーザーインターフェース(以下、UI)デザインを目指しました。
早く・分かりやすく、ユーザーがお互いにどこで何をしているか。allyのホーム画面を見るだけで、直感的につぶやきと画像の内容を分かるようにしたい。
それを突き詰めて考えた結果、アクティビティの背景に画像を透過させるUIに辿り着きました。そうすることで、投稿の有無が全体のレイアウトに影響しないため、テキストのみの投稿でも見え方のバランスを維持することができました。
実際は、透過率やグラデーションの階調を何度も変えてはチェックする地道な作業の連続でした。画像が絶妙な透過具合で表示されているUIを見た時には、「これはいける、今までのサービスにないUIだ!」と確信しましたね。まさにスマートフォン上のサービスだからこそ実現できるUIデザインだと思います。
デザインワークの中で、メッセージやサービスコンセプトを込めていく。コンセプトに沿って機能美を追及したUIデザインには、一つ一つ理由があるのです。
デザインはまず、機能単位で共通となる画面の基本構成、必要な画面数、ボタン配置など、全体の骨格作成から着手しました。資料では開発のための アプリ全体のページ数は把握できるのですが、「手触り感」はもちろん、最適な画面遷移もイメージしにくいのが難点です。最終的にデザインに起こしたものがアプリに合わないということにもなりかねない。だから、すぐに「mock(モック)」を作りました。
allyは、最初にiPhoneでリリースすることが決まっていました。今までのフィーチャーフォンの開発のように「動くもの」を作りこみながら、UIデザインの詳細を決めていきたかったので、慣れないアプリ開発環境にチャレンジするよりも、今回は敢えて慣れ親しんだFlashでmockの作成を行うことにしました。
入社してからの自分の経験をスマートフォンで最大限に活用し、かつ、スピーディーにアウトプットが出したかったからです。実際スマートフォンアプリの開発は全くの初めて。その前は、フィーチャーフォン向けのきせかえコンテンツを生成する「きせかえASP」の開発ディレクションをしていて、これまでのリーダー経験、Flashでのデザイン・開発経験、またフィーチャーフォン上で様々なサービスの変遷を見て養ったサービス作りの感覚を総動員して、ally開発に臨みました。
実際にmock上で動かすと、資料よりもかなり複雑な導線であることがわかり、「あ、ここの導線が切れている」、「ここの画面遷移は分かりにくい」など修正点がまさに手に取るように整理できました。導線チェックは相当な労力をかけましたが、その成果もあり、システム開発に入ってからは画面遷移の影響による開発の大幅な修正や改善は発生しませんでした。サービス全体のイメージがクリアになったため、関係者間でイメージのブレがまったくなかったからだと思います。
今までにはない、スマートフォンならではのアプリにするためには、デザインと機能の両面を追求する必要があります。良いデザインは、機能美も実現するものと考えています。改善の余地はまだまだたくさんありますが、リリース後のユーザーの反応を見ていると、主要デザインに関してはある程度は狙い通りに実現できたかな、と思っています。
今後の改善の中では、デザインの表現要素として「allyらしい」ということを大切にしていきたいと思っています。「使いやすい」、「きれい」、「かわいい」、「見やすい」ということだけではなく、そこに「allyらしさ」のエッセンスをどのように実現していくかにこだわっていきたい。今後も「allyらしい」デザインと機能美を追求していきたいと思っています。
allyチームは、今できる最先端の技術を身につけ、チャレンジすることができる環境です。
チャレンジの中では、これまでの経験が活きることもあれば、かえって経験が邪魔になることもあります。だからこそ、柔軟に物事を捉えて、新しい価値観を世に広めていきたいと考えています。
サービス全体の世界観をユーザーニーズを取り入れ、自らの完成を最大限に活かしながら実現していく仕事です。デザインは、サービスの成功を左右する大きなファクターとなっています。
自己満足ではなく、ユーザーが直感的に操作できるユーザーインターフェースとは何か、サービスの世界観に見合った最適なユーザーインターフェースとは何か、ユーザーに新しい体験を届けるために、デザイン美と機能美を納得いくまで追及していく。だからサービスのクリエイティブには全面の裁量権があります。
サービス全体のクリエイティブ面のディレクションを担当している社員、エンジニアと一緒に企画発案から担当して新しいサービスの構築を実現している社員、ユーザーの動きをチェックしUI上の課題を解決しながらサービスの売上げを支えている社員など、様々な社員が活躍しています。
シーエー・モバイルでは、デザイン・クリエイティブ面から、自ら新しい価値観を生み出していきたい方を歓迎します。